カリブ海に浮かぶ欧米ダイバーの楽園、オランダ領ボネール島でバディダイビング
ABC諸島の『A』のアルバや『C』のキュラソーが『国』であるのに対し、『B』のボネールは『国』ではなく『オランダ領』の島。つまり、オランダ本国の一部です。
同じくオランダ領の島であるシント・ユースタティウス(Sint Eustatiu)とサバ(Saba)と合わせて『BES諸島』と呼ばれることもあります。
ボネール島は、ベネズエラの沖合にあるオランダ領の島で欧米から数多くの観光客が訪れるリゾート地になっている。その観光客の主な目的が「世界100ダイビングスポット」にも選ばれたスキューバダイビング。
その為、ボネール島にダイバーが多く集まることから短期宿泊できるコンドミニアムやアパートメントも充実しており、さらにリゾートホテルにはカジノなどもあるので楽しむことが出来る。そんな島の近海は世界有数のダイブサイトでもあり、また世界中のダイバーを魅了し集まるボネール島のダイビングをご紹介します。
フラミンゴのいる島
フラミンゴの生息地としても知られているボネール島の空港は、その特徴からフラミンゴ空港と名前が付いている。
世界中のダイバーを魅了する海
沈船
ボネール島のダイビングはアジアのダイビングスタイルとは違い、ガイドが付くもののガイドしてくれるわけでもなく、珍しい魚を教えてくれるわけでもないので、ほぼバディダイビングです。ボートダイビングではボートをブイに固定し潜るスタイルで東側も潜りますが、東からの貿易風が強いため風の影響がない西側で潜ることが多い。
ショアダイビング(ビーチダイブ)ではバディダイビングが基本になっているボネール島のダイビングは自分の器材とタンクをレンタルしたトラックに積んで運びます。その為に、ほとんどのリゾートエリアでダイバー用のトラックを貸し出している。
myhomeimprovement.org
バディダイビングはガイドもイントラも付かないので海況判断や潜水計画、ナビゲーション、緊急時のための準備などのスキルやダイブセンターでポイントマップ購入などの必要があります。またバディダイブができるのは西側のみになっており、ここのポイントは、ほとんど流れもなくガイドがいなくても十分に楽しむことができる。また、バディダイビングで潜ることで達成感も味わえ、今までに無い自信を得ることが出来るのも魅力です。ボネール島の海はカリブ固有種や時には大物のジンベイザメやエイも見ることが出来る。
ボネール島の絶景
西暦1600年代にヨーロッパ諸国がカリブの島々を植民地化した際に様々なプランテーションを進めていった結果、雨がとても少なく植物の育ちが悪いボネール島では、塩の生産が島内最大の産業となっている。青い空に白い塩、ピンクの海のグラデーションが ボネール島で見ることが出来る
ボネール島アクセス・MAP
飛行機を利用
オランダはもちろん、アメリカ、カナダ、ブラジル、ベネズエラなどから飛行機が出ています。
日本から行く場合はアメリカ経由が一般的。ニューヨーク、東海岸、マイアミ
アルバ島もしくはプエルトリコでさらに乗り継いで、ようやくボネール島へ
島から島への移動は、アルバから隣の島キュラソーまで飛行機で約50分。
クルーズ船を利用
アメリカからABC諸島を巡るクルーズ船が出ています。
フロリダ半島のマイアミや、マイアミから40kmほど離れた都市フォートローダーデール(Fort Lauderdale)から出発するクルーズ観光には比較的多くのコースが設けられているようです。
3島まとめて巡るコースなら大抵6泊7日~。
多くの島に寄港するためABC諸島での滞在時間は短いですが、効率よくカリブ海の島巡りができて便利です。
8泊9日くらいのコースだとABC諸島での滞在時間も半日ほどとなり、島を満喫できるようです。
そのほか、各々の島へ直行する船ももちろんあります。